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Spector NS-2J
Serial No. 204B 1985年
この楽器は友人の洋平から手に入れたもの。1989年、ツアー中にそれまで愛用していたB.C.RICH EAGLE BASS(現在のfender
JB 白黒逆ペイント)が完全にいかれちまった。以前からこのベースに目をつけていた俺はツアー先から洋平に連絡をとった。2~3日後に控えている、ツアーファイナルの武道館に間にあわせたかったからだ。当日は現在のようなペイントは施されていないまま使用した。
ツアー先からの電話で、「翌日はK2さんの仕事で某TV局にいるのでベースを持って待っています。」という。平静を装い「あぁ、わかった。明日、よろしく。」などと言い電話を切った瞬間から、ベースが壊れ、意気消沈していた気持ちが魔法のように溶け、打ち上げではしゃいでしまった。なぜなら、俺はK2さんの大ファンだったのだ!
黙っていようと思っていたのだが、我慢できず秀樹にだけは漏らしてしまった。羽田からタクシーに乗り込む時には、当然のように秀樹が隣に・・・
ベースの受取にいくと、洋平が待っていた。隣には俺のアイドルも!開口一番、「マサミさんです。」などと紹介されたのはありがたいのだが、俺のアイドルを指差し「小●です。」などと名字で、呼び捨てで言いやがる。「ヨーヘー、お前はいつからそんな偉い男になったんじゃ~!!」と心の中で叫んでしまった。
雑談の後、帰り際トイレの場所をK2さんに尋ねると軽く飛び跳ね「あっち~。」なんて教えてくれる。あぁ、「ベースが壊れて良かった~」などと不謹慎なことを思う俺・・・・情けないっす・・・でも、あの笑顔で癒されちまったらしょうがない。
そんな純粋な気持ちで帰路につく俺の横で、
「プルン、としてましたね。」と秀樹。
「ヒデキ~、お前はどこ見てたんじゃ~!」とまた心の中で絶叫した。
・・・で、ベースの話ですが、NS-2とNS-2Jの違いから。
ピックアップはNS-2はPJタイプ、NS-2JはJJタイプです。(当たり前か)ちなみにEMG社製は一緒。
NS-2がスルーネックなのに対しJはボルトオン・ネックを採用し、ドットポジション、シルバーパーツ、バダスブリッジのタイプの違い、といったところが大きな特徴です。
シリアルナンバーを探っていくとこの時期のNS-2Jは259本しか生産されていない。
しかし、大きな疑問点が2つ。
1. 確か、1979年以降のモデルはシリアルナンバーがヘッド裏スタンプのはず。が、このベースネック裏のボルトオン部の金属に刻印されている。
2. ボディーとネックの色合いが違う!
ここからは俺の憶測だが、当時のスペクターであることは間違いない。ところが、何かの理由でネックの交換が必要になったのだ。そのさい、シリアルナンバーを残すために刻印をジョイント部に残したのではないだろうか?
それから俺のメインとなり、なくてはならない存在になるのだが、あまりに酷使したせいかプリアンプがいかれちまった。何回かプリアンプの交換をしたのだが、当時の音の再現は難しい。今は、メインとして使用することは少ないがいろいろな意味で特別な1本であることはかわらない!
これからもずっと・・・ |

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